足関節

足関節可動域制限と足関節・足部の脂肪体について

どうも皆様こんにちわ
わらぴぃ(@ptblogpt)です!

 

さて、今回は足関節可動域制限についてです

捻挫をしたあとに足関節背屈制限が残ることありますよね。

前回の記事もぜひご覧ください

足関節背屈制限のメカニズムどうも皆様こんにちわ わらぴぃ(@ptblogpt)です! 足首の捻挫 誰もが一度は経験があるはずです。 「足捻っちゃった〜」「...

前回の記事でも書きましたが、

背屈制限で診るべきポイントは、

長母趾屈筋

だと思っています。

 

今回はそれともう一点

足関節の脂肪体

についても書いていきます

 

 

足関節可動域制限

足関節の可動域制限では、

主に足関節背屈制限に重きが置かれると思います。

しかし、背屈だけではなく

足関節底屈制限も生じていることに気づけていますか?

足関節と表現していますが、底背屈は距腿関節ですね

足関節背屈制限因子

捻挫したあとに足関節背屈制限は著明かと思います。

前回の記事でも書いたように、

距骨の後方を長母趾屈筋腱が走行するので、

長母趾屈筋の硬さがあれば、

距骨が後方に滑らず、足関節背屈制限をきたします

 

また、意外かもしれませんが、

短腓骨筋は下腿外側に付着していますが、

実際は後方にまで付着しています

後方にも付着しているということは、

足関節の背屈制限になりうる

ということです。

 

大丈夫ですか?短腓骨筋ちゃんと触れてますか?

 

ちなみに理学療法士のバイブルである、

基礎運動学には素敵な図が記載されています。

(基礎運動学 p257より)

どこが足関節背屈制限になるかが明確です

PL,TPも足関節背屈制限にはなりうる

ということがわかります。

足関節底屈制限因子

意外と見落とされがちなのが、

距腿関節底屈制限

捻挫などで距腿関節の炎症が生じると、

前方にPretalar fat padが存在しますが、

 

Pretalar fat padが硬くなることで

距骨の前方移動を制限します

 

底屈動作には距骨の前方移動が必要になります

そのためPretalar fat padの評価は必要です

 

Ipsilateral Hip Abductor Weakness After Inversion Ankle Sprain

この文献には興味深い結果が書かれていました。

足関節捻挫後では、

患側底屈可動域と患側股関節外転筋力の低下が認められた

と報告しています。

 

外転筋力と底屈可動域の因果関係はわかりませんが、

このような報告もあるんだな

と思ってください。

Pretalar fat padや足関節の脂肪体

足関節の脂肪体には3種類存在しています

Pre-achiles fat pad

Pretalar fat pad

calcaneus fat pad

 

この3種類です

足関節の脂肪体Pretalar fat padによる足関節制限

上述しましたが、Pretalar fat padについてです

Pretalar fat padは距腿関節前方に位置しています。

距骨と脛骨の間に存在しており、

背屈動作の時には押し出されるように動きます。

底屈動作の時はPretalar fat padがしっかりと伸張される必要があります。

ankle fatpat

赤丸がそれぞれのfat padです

Pretalar fat padは一番上ですね

 

これが硬いと、TAやEHLの腱の動きが不良となります

 

足関節背屈可動域は出るけど、痛い・詰まる感じがする

ってときは、

Pretalar fat padを確認してみましょう。

足関節の脂肪体calcaneus fat padの浅層と深層線維

2つ目の足関節の脂肪体はcalcaneus fat padです

calcaneus fat padは日本語で踵骨下脂肪体です

 

Anatomical study of subcutaneous adipofascial tissue: a concept of the protective adipofascial system (PAFS) and lubricant adipofascial system (LAFS)

この文献ではcalcaneus fat padは浅層と深層にわけられると記載しています

浅層は脂肪の動きが少なく

深層では脂肪の動きが大きい

 

このcalcaneus fat padは結構な動きがありますが、

健常者でも動きに差があります

 

fat padの主な役割は”衝撃緩衝”です

動きがない分、衝撃緩衝は他の部位ですることになり、

それがメカニカルストレスになると考えられます

足関節の脂肪体Pre-achiles fat padによる足関節制限因子

ankle fatpat

Pre-achiles fat padはアキレス腱部に存在しています

Preですので、アキレス腱の前方ですね

 

Pre-achiles fat padの滑走制限が生じることで、

容易に足関節背屈制限は生じます。

Pre-achiles fat padの動きが出なければ、

アキレス腱の動きも出なくなるのは明白かと思います

足関節背屈制限因子-背屈運動に伴う腓骨の動き-

ちなみに皆さんはご存知でしょうか?

背屈の時に、腓骨は

・挙上

・内旋

・開排

をしていくと言われています。

が、

カパンディ第6版では、

足関節背屈時に腓骨は外旋する

と改められています。

 

しかし、これは様々な報告がされていて、

足関節背屈時には腓骨はほとんど回旋しない

とも言われています。

 

足関節背屈制限と底屈制限どっちが問題?

さて、足関節背屈も底屈も可動域制限が生じると書いてきました。

では、足関節可動域制限は臨床的にはどっちが問題となるのでしょうか?

 

私見ですがやはり、足関節背屈制限ではないでしょうか?

足関節背屈制限が生じることで、

外転・回内

が代償的に生じてきます

特に距骨下関節での回内はアーチ低下につながります

そこから脛骨内旋→膝関節外旋位

につながっていきます。

 

膝関節の機能-解剖学・運動学から膝関節の捉え方・治療-

 

ここでも書きましたが、

KOA患者の多くは膝関節外旋位を呈しています

足関節背屈制限が膝に与える影響はこのようなことから生じます。

 

踵骨が回内することで、

距骨は内旋をしていきます。

そうすると、舟状骨は踵骨と同じように、

回内をしていきます。

 

このような連鎖が足部では生じていきます。

ただ、いわゆる

・前足部

・中足部

・後足部

といった、分類がすべて崩れるのか

と言われるとそうでもありません。

 

どこか一部だけ破綻していることがあります。

それはセラピストがしっかりと評価をしていく必要があると思っています。

 

足関節・足部の勉強方法

僕もまだ完璧とは言えませんが、

足関節・足部の勉強するには、

骨模型があるとわかりやすいです

 

実際に動かしながら、

それぞれの骨同士の関係性を確認しながら、

学んでいくのが一番だと思います。

 

僕の職場には骨模型あるし、

大学にもあるので、いじりたい放題です笑

 

これは解剖学を学ぶ上で全般に言えることですが、

2Dではなく3Dでとらえることが大切です

 

足関節可動域制限と足関節・足部の脂肪体についてはおしまい

さて、今回は

足関節可動域制限と足関節・足部の脂肪体について

と題して、背屈・底屈の制限因子について

書いてみました。

 

膝の記事でも書いたかもしれませんが、

やはり解剖学や運動学はPTとして最低限マスターしておかないと

いけない分野です。

 

整形疾患を診るならなおさらです。

Dr.と会話するにも解剖学で会話する必要があります。

 

みんなで解剖学マスターになりましょう!!!

 

解剖学を学ぶには、参考文献にある、

・カパンディ

・プロメテウス

は必須です

足関節についても参考文献の書籍がわかりやすく記載されています。

また、海外の書籍ですとSARRAFIAN’Sが最も有名です

これは足病医に教えてもらいました

僕は肩の先生にもらいましたけど(笑)

 

足関節可動域制限の参考文献

 

Ipsilateral Hip Abductor Weakness After Inversion Ankle Sprain

Anatomical study of subcutaneous adipofascial tissue: a concept of the protective adipofascial system (PAFS) and lubricant adipofascial system (LAFS)

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