膝関節

膝関節伸展可動域測定のためのHHD(heel height difference)について

今回は膝伸展可動域を測定する方法である、

heel height difference(HHD)について解説していきたいと思います

HHDはACL再建術後の膝伸展可動域測定や、

TKA後の膝伸展可動域測定などに用いられているかと思います

ただ、Heel Height Difference(HHD)は膝伸展可動域測定だけ、

ではないって知ってましたか?

こんなあなたにオススメ

膝関節の解剖学・運動学を復習したい

HHDの測定方法を再確認しておきたい

Heel Height Difference(HHD)とは

膝伸展可動域を測定する際に用いられている、Heel Height Differenceは、

腹臥位で踵の高さを左右で比較する評価方法になります

Heel Height Differenceは膝伸展制限がわずかな場合に用いられることが多いです

Heel Height Difference(HHD)の測定方法

  1. 腹臥位
  2. ベット端から膝蓋骨は出さずに下肢を出す
  3. 股関節・足関節の回旋に注意し、踵の高さを測定する

以上がHHDの測定方法になります

原著では小児を対象に測定を行っており、

1横指 = 1°

として報告しています

成人でもおおむねこの数値が当てはまりますので、

横指分をそのまま、伸展制限の角度にしていいと思っています

Heel Height Difference(HHD)から膝伸展制限を考える

Heel Height Difference(HHD)はそのまま、膝伸展制限因子を考え・治療していくことが

可能だと考えています

ベット端から出した下腿が内旋していれば、内側、

外旋していれば外側、

足関節底屈・背屈位で膝伸展可動域に差が出るならば、

下腿筋群の影響、

という風にざっくり絞っていく事ができますし、

実際に私は臨床でそういう風に使用しています

ただ、Heel Height Difference(HHD)について言及した

参考書をまだこれまで見かけたことがないので、結構持論になってしまいます

膝関節伸展可動域測定のためのHHD(heel height difference)について、おしまい

今回は膝関節伸展可動域測定のためのHHD(heel height difference)について書いていきました。

膝関節伸展制限は、膝疾患であればかなりの頻度で遭遇することがあります

制限因子の捉え方や、HHDの利用の仕方など参考にしてもらえるといいかな、

と思います!

もし何かあれば、問い合わせやTwitter DMからお気軽にご質問をどうぞ

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