膝関節

膝関節のknee in toe outは結果であって原因ではない

どうも皆さまこんにちは

今回は臨床やSNSなどでもよく聞く、

knee in toe outの原因について解説をしていきたいと思います

多分うちの職場だけだと思うんですけど、

ACLR後のエクササイズで膝にセラバンド巻いてknee in toe outしないようにスクワットしてください〜

ってのがあるんですけど、個人的には違うんじゃないかなぁ?

なんて考えている次第です

なんでそう思うのかについて解説していきます

Knee in Toe outは結果であって原因ではない

見出しの通りです

目に見える現象を原因だと思ったりするかと思いますが、そんなことはないですよ

目に見える現象の多くは結果だと思っています

なぜそれが生じているのか?

ってことを考えていく過程が必要になります

その前に現象の言葉についておさらいしておきます

現象というのは目に見える「表面的な現れのこと」をいいます

なぜそのような表面的な現れが生じているのか?

というようなことを考えていくことが大切ですよね

膝のアライメントを決めるのは大腿骨と脛骨

当然ですが、膝関節のアライメントを決めるのは大腿骨と脛骨ですよね

さらに大腿骨は寛骨と、

脛骨は腓骨・距骨と関節を形成します

そのため、より近位・遠位のアライメントの影響を受けると考えることができます

Knee in toe outという現象

多くの方が、

「膝が内向いて、つま先が外向いてるからKnee in toe outだ」

って考えますよね

この時にどこの影響でknee in toe outしているのか?

ってことを考えずに、

とりあえず荷重位で外旋筋鍛えとけばいいか〜

みたいなのはナンセンスだと思います

まずはknee in toe out時の大腿骨・脛骨のアライメントを考える必要があると思います

knee in toe outのアライメント

膝関節外反が生じている状態をknee inと呼びますよね

toe outは下腿が外旋している状態を呼びます

knee in toe outでは大腿骨は内旋しますが、

ただ膝関節外反ってなんだ?ってなりません?

膝関節外反は大腿骨が内転位である場合を膝関節外反と呼ぶと思っています

なので、

脛骨は外旋・内方傾斜していきます

knee in toe out

極端にいうと画像の右下肢ですね

knee in toe outの原因は?

knee in 原因まとめ

knee in toe outの原因は色々あると思います

上下の関節だけで考えた場合、

股関節の過剰な内転や距骨下関節の過剰な回内が挙げられると思います

あと股関節の内旋もあるので、荷重位での外旋筋エクササイズが流行るのか

股関節に関しては器質的な部分もあるので難しい部分だとは思います

なんで股関節内転もしてるのに外旋筋エクササイズが流行っているのかはよくわかりません

(外旋筋鍛えれば外転筋も勝手にトレーニングされるから?)

距骨下関節の回内はknee in toe outにならなくない?

knee in toe outの原因として距骨下関節の回内を挙げましたが、

距骨下関節の回内ってknee in toe outにならなくない?」って思っています

距骨下関節の回内って背屈制限があって代償しちゃって〜とかが考えられますけど、

足関節が外反位だと足底接地できなくないですか?

足関節外反位で足底接地しようとすると、膝関節はoutしていきませんか?

距骨下関節が回内していればknee outする

赤線が足底面です

足底面を床面に接地させようとすると、膝関節はknee outしていきますよね?

これが荷重位と非荷重位でアライメントを見る大切なポイントだと思っています

あとは足部の内側アーチが低下しているかどうか、もポイントだとは思います

足部内側アーチに関してはこちらを参考にしてください

足関節アイキャッチ
足関節・足部の解剖からアーチ低下メカニズムと評価を考えるどうも皆様こんにちわ 今回は足関節・足部アーチ低下メカニズムと評価についてご説明していきます! 足関節・足部は、ヒトが唯一地面と接し...

実際にはこの2つの関節だけで運動が生じているわけではないので、あくまで一例です

足関節・足部の影響

足部内側アーチの低下に関して触れたので、少しだけ補足をしておきます

内側アーチが低下する原因には後足部・中足部・前足部といずれかもしくは全て関与する可能性などがあります

あくまで一例ですが、荷重位で内側荷重をしていれば内側アーチは低下しやすくなります

必ずなるわけではないですし、内側荷重をせざるを得ない状況にあるとも言えます

内側アーチの降下踵骨回内

何かしらの要因によって舟状骨が降下すれば、中足部より遠位の内側アーチは低下してしまいます(舟状骨が降下していても距骨下関節が回外していればその限りではないですよね)

また踵骨が回内位を呈していれば後足部から内側アーチが低下してしまう可能性がありますよね

後足部だけアーチが低下していて、それより遠位は低下していない場合だってありますから、評価は必要になってきます

後足部の評価方法一例

Leg heel angle

こう言った要因を探していく必要があると考えています

knee in toe outを考える

knee in toe outは確かに現象としては頻繁に見かけます

ただその原因は一人一人異なりますし、荷重位・非荷重位でも異なってくるわけです

そう言った部分も含めて評価していかないと余計な理学療法介入になってしまいますよね

なのでknee in toe outしている症例に対して、荷重位で外旋筋エクササイズをすればいい、とは思いません

前述したように股関節の回旋は器質的な部分もあるからです

色々評価した上で外旋筋エクササイズなら問題ないと思います

一関節だけではknee in toe outにはならない?

knee in toe outになる場合って、一関節だけの問題ではないと思っています

そもそもknee in toe out自体が一関節だけを表現しているわけではないですしね

knee inするのは股関節内転+内旋の問題がありますけど、それだけではならないのではないでしょうか?

荷重位であれば、確かに膝関節外反方向のストレスは加わるかもしれませんが、膝関節より遠位も内旋方向に動いていきますよね

あくまで仮説ですけど、股関節因子に足関節の因子が組み合わさって初めてknee in toe outは完成すると思っています

なので股関節だけに的を絞ったエクササイズは違うと思っているのです

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