理学療法

【2019年保存版】運動学習の基礎をわかりやすくおさらい②

どうも皆様こんにちわ
わらぴぃ(@ptblogpt)です!

前回の記事の続きになります

難解な運動学習を少しずつ解説していきます

前回の記事はこちらから

【2019年保存版】運動学習の基礎をわかりやすくおさらいどうも皆様こんにちわ わらぴぃ(@ptblogpt)です! セラピストであれば、一度は運動学習という言葉を聞いたことあると思います...

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ぜひ一読ください

運動学習をわかりやすくおさらいしていきましょう

今回は前回の運動学習の記事で出てきた、

Learning- Performance distinction、Transfer design(トランスファーデザイン)の解説をしていきます

運動学習とLearning- Performance distinction

パフォーマンスの向上(運動学習)には、練習の一時的効果と永続的効果があります

その場ではパフォーマンスが改善しても、それが、永続的に改善するとは限りません

つまり、一時的効果大 ≠ 永続的効果大(運動学習)となります

この解離がLearning- Performance distinctionです

Learning- Performance distinctionとは?

 Learning-performance distinction and memory processes for motor skills: a focused review and perspective.

上記論文では、

実践に伴う即時のパフォーマンスと、実践されたスキル(運動学習)の永続的なパフォーマンスとを区別する必要がある

と述べています

パフォーマンスの変化

Schmidtらによると、運動課題実施中(練習中)のパフォーマンスは学習の成果を表す指標としては不完全である、としています

上述したように、運動課題実施中には多くの影響を受けるためです。

運動学習とTransfer design(トランスファーデザイン)

Learning- Performance distinctionの次は、トランスファーデザインと運動学習の関係性です

トランスファーデザインは、練習の一時的効果を消去して、永続的効果のみを評価する実験方法です

Transfer design(トランスファーデザイン)とは?

トランスファーデザインとは上述したように、練習中に生じるパフォーマンスの変化から一時的効果を消去して、永続的効果のみを評価することを目的としています

トランスファーデザインは3つに分類することができます

  1. プレテスト
  2. 練習
  3. ポストテスト

練習⇒ポストテストの間で、数日程度期間を開けておきます

ポストテストまで数日間期間を開けておくことで、練習中に生じた一時的効果は消失し、永続的効果(運動学習)のみを評価することが可能となります

このポストテストには2種類あり、

  • 保持テスト
  • 転移テスト

があります。

保持テストとは、練習で行ったのと同じ課題をポストテストで行うこと、

転移テストとは、練習で行ったのと異なる課題をポストテストで行うことです

ポストテストは最低24時間は空けるべきだとされています

運動学習の基礎をわかりやすくおさらい②について、おしまい

前回に引き続き運動学習の基礎をわかりやすくおさらいしてみました。

今回はLearning- Performance distinction、

Transfer design(トランスファーデザイン)について解説しました

今後も運動学習シリーズとして、少しずつ解説していきます

もし何かあれば、問い合わせやTwitter DMからお気軽にご質問をどうぞ

 

運動学習に興味ある方は、冒頭の参考文献を読んでみてください!

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