理学療法

心臓-大動脈弁閉鎖不全症-

こんばんわ!
今日は大動脈弁閉鎖不全症(AR)に関してです。
大動脈弁は、左心室と上行大動脈の間に存在しています。
弁閉鎖不全とは、名前の通り拡張期に本来閉まるはずの弁が閉まらない状態です。
拡張期に弁が閉まらないとなにがいけないのか。
本来、弁の機能としては血液を逆流させないために存在しています。
しかし、閉鎖不全症では弁が閉まらないため、血液の逆流を生じます。
逆流してきた血液は左心室に貯留します。
さらに、血液が逆流してしまうため、全身の血液量が不足します。
左心室に血液が貯留すると、左心室は拡張した状態のままになってしまいます。
本来、収縮-拡張を繰り返す心筋ですが、拡張しっぱなしでは、心筋がだるんだるんのゴムのようになってしまいます。
これでは本来の心筋の機能を果たせません。
一回拍出量が減少するため、代償として心拍数をあげることで、全身への血液量を確保しようとします。
全身への血液供給がうまくいかないため、
・易疲労
・息切れ

が主に生じます。
また、ARは前方障害(心拍出量低下)ですので、それに伴う症状も出現します。
・尿量減少や体重増加
・脳血流量低下に伴う意識障害

など、ほかにもいくつかあります。
なので、こういった症状が出ていないかを確認する必要があります。
ARでSPO2下がるのなんでかな、って思ってたんですが、
全身への血液供給量が減れば酸素化も悪くなりますよね。
心疾患は普段担当していないと恐怖です。
恐怖ですが、一から勉強するにはいい機会だと思います。
今日はこの辺で失礼します!

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