理学療法

関節可動域の学びなおし・考え方

どうも皆様こんにちわ
わらぴぃ(@ptblogpt)です!

今回は、関節可動域の学びなおし・考え方について少し書いていきます

明日からの臨床や今後の臨床実習に活かせる記事にしていきますので、

最後までお付き合いください!

関節可動域とは

関節可動域とは

まずは関節可動域についておさらいしましょう

  • 骨の可動性結合(滑膜性連結)を関節と定義しており、各関節での運動範囲を関節可動域と言う
  • 関節可動域測定は原則として、日整会・リハ医学会法に準じて実施
  • 関節可動域制限は、骨や関節軟骨などの関節構成体による強直と皮膚や皮下組織・筋・腱・靱帯・関節包などの関節周囲組織による拘縮に分類(Hoffaの分類)

最初に述べてしまいますが、関節可動域が制限されている状態での筋トレは意味ないと考えています

関節可動域は人の動き全ての基礎です

 

Hoffaの分類とは…

後天的な関節可動域制限の制限因子を5つに分類

  1. 皮膚性
  2. 結合組織性
  3. 筋性
  4. 神経性
  5. 関節性

このHoffaの分類における筋性拘縮は、基本的に癒着や短縮など器質的な変化が組織に生じていることを前提としています

関節の基本構造

関節可動域の話を進める前に、一度関節の基本構造についておさらいしておきましょう

可動域制限の前に関節構造のおさらい

拙い絵で申し訳なさが…orz

  • 滑膜⇒関節腔内の滑液を産生
  • 線維膜⇒靭帯とともに関節安定性や関節運動の制御に関与
  • 関節軟骨⇒荷重緩衝と潤滑機能

 

関節可動域測定の目的

関節可動域測定を行う目的ですが、

  • 関節可動域の測定
  • 関節可動域を阻害している因子を特定

また、

  • 測定結果から活動制限や社会参加制約などの推測を行い、

  問題点抽出やプログラム立案のために実施します

 

阻害因子を特定する上で自動関節可動域と他動関節可動域を比較します

passive ROM Active ROM 原因
疼痛なし 疼痛あり 収縮性要素(筋や腱)
疼痛あり 疼痛なし 非収縮性要素(関節包や靭帯など)

 

また、関節可動域測定で最も生じやすいのは、代償です

見かけ上の屈曲や外転などをしっかり見抜くこと、

代償動作を生じさせないことが大切です

 

股関節外転で言えば、

外転に伴い骨盤挙上や股関節外旋などが生じやすいです

これは健常者では分かりにくいですが、代償動作を見抜けるようにしていく必要はあります

関節可動域低下の原因

関節可動域が低下する原因には大きくわけて、5つ

  1. 不動・固定
  2. 浮腫
  3. 疼痛
  4. 加齢
  5. 筋力不均衡

が挙げられます

不動・固定が30日以内の場合では、軟部組織の癒着が、

60日以上を超えると関節軟骨の線維化が可動域制限に関与すると言われています

 

私見ですが、術後に可動域を出そうと他動でガツガツやると防御性収縮が入ってうまくいかないことが多いです。

可動域制限になりうる部位の介入だけして、あとは自動介助運動で可動域拡大を私は図っています。

自動介助のほうが筋収縮も伴いますので、円滑な可動域獲得が望めると考えています。

関節可動域とend-feel

関節可動域測定を実施していく中で、大切なことはいくつもありますがその一つとして、

end-feel

があります

これが不明確だと良くならない可動域制限を一生懸命改善しようという謎の治療が生じます

気をつけましょう

end-feel

説明

軟部組織性 軟部組織と軟部組織が接近することによって生じる抵抗感。例えば膝屈曲
結合組織性 筋や筋膜、間接包、靭帯などの結合組織が伸張されるときの抵抗感。例えばSLR
骨性 骨と骨が接近することによって生じる硬い抵抗感。例えば肘伸展
虚性 正常の加熱では起こり得ないもので、抵抗感を感じない。原因の多くは疼痛

 

関節可動域と関節副運動

関節可動域を評価していく中で、関節副運動というものも評価していく必要があります

関節や靭帯、筋などの軟部組織に短縮が生じている場合、関節の遊びが減少し、関節構成運動が減少し、可動域制限が生じます

 

関節の副運動は、

  • 構成運動
  • 関節の遊び

に分けられますが、

ここらへんはマニュアルセラピーの成書を読んだほうが理解はしやすいと思います

それとともに大切なのが、凹凸の法則です

凹凸の法則についてはこちらで書いています

理学療法士が知っておきたい基礎知識-整形外科編

 

今回の内容は関節可動域を考え、臨床に落とし込んでいくのに最低限の知識だと思います

関節可動域を評価していくうえで、大切なのは

  • 代償動作
  • end-feel
  • 制限因子

だと考えています

ぜひとも、いま一度上記3点を意識してみてくださいっ!

 

 

 

関節可動域についておしまい

今回は、関節可動域について、少し書いてみました

関節可動域は人が動いていくうえで、最もベースになる部分です

なにげなーく可動域訓練をするのではなく、疑問を持ち臨床に臨みましょう!

 

ここまで読んでみて、わからないことありましたか?

もし何かあれば、問い合わせTwitter DMからお気軽にご質問をどうぞ

関節可動域に関しての文献・参考資料

身体運動学−関節の制御機構と筋機能

筋骨格系理学療法を見直す―はじめに技術ありきの現状から,どう新展開するか

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