足関節

【2021年保存版】足関節・足部-部位別評価方法・距腿・距骨下関節

前回は、脛腓関節 + 下腿について解説してきました

足関節部位別評価方法・脛腓関節について
【2021年保存版】足関節・足部-部位別評価方法・脛腓関節編-「足関節疾患か...」 「足部は細かいんだよな...」 臨床経験が浅いときに、あまり担当したことのない症例がくるとひるんでしまいます...

ショパール関節についてはこちらから

【2021年保存版】足関節・足部-部位別評価方法・ショパール関節編-「足関節疾患か...」 「足部は細かいんだよな...」 臨床経験が浅いときに、あまり担当したことのない症例がくるとひるんでしまいます...

リスフラン関節についてはこちらから

【2021年保存版】足関節・足部-部位別評価方法・リスフラン関節編-「足関節疾患か...」 「足部は細かいんだよな...」 臨床経験が浅いときに、あまり担当したことのない症例がくるとひるんでしまいます...

今回は、距腿・距骨下関節の評価方法を解説していきます

こんなあなたにおすすめ

足関節・足部に自信がない

近いうち足関節・足部疾患を担当する

いま担当している足関節・足部症例の理解を深めたい

足関節・足部を部位別に評価する前の背屈基礎知識

前回同様、足関節・足部を部位別に評価する前に必要な基礎知識をいくつかお伝えしていきます

足関節・足部で重要になってくるのは、足関節背屈・底屈がスムースに生じているか?

が重要になってきます

以前の記事を参考に、背屈の基礎知識をおさらいしてください

足関節アイキャッチ
足関節・足部の解剖からアーチ低下メカニズムと評価を考えるどうも皆様こんにちわ 今回は足関節・足部アーチ低下メカニズムと評価についてご説明していきます! 足関節・足部は、ヒトが唯一地面と接し...

足関節・足部部位別評価-距腿・距骨下関節-

距腿関節、距骨下関節の運動は、荷重位での足関節背屈運動に重要な働きをしています

まず、距骨は水平面上で距骨頭が矢状面に対して約30°内旋しています

これにより、相対的に踵骨は外旋位になります

距骨

距骨が内旋・踵骨外旋位が正常である為、

背屈動作が生じるときにも、距骨内旋・踵骨外旋は必要になってきます

距腿・距骨下関節の評価方法①

距骨評価

まず、距骨のアライメント評価を行っていきます

  • 距骨頭を母指・示指で把持します
  • 把持した状態で足部を他動的に内返し・外返しを行います
  • このときに内側・外側部が指に当たらない位置が距骨頭の中間位です
  • 距骨が内旋している状態では、距骨頭の外側がより突出して触れることが出来ます

距腿・距骨下関節の評価方法②

お次が距骨下関節の評価方法です

距骨下関節の評価方法はleg heel alignmentを用います

  • 下腿長軸と踵骨長軸がなす前額面上での角度

です

大切なのは荷重位・非荷重位、両方ともleg heel alignmentを評価することです

荷重位では距骨下関節軽度外返し位

非荷重位では距骨下関節軽度内返し位、とされています

背屈の基礎知識でお伝えしたように、足関節背屈動作時には、

距骨下関節は外返しを生じます

leg heel alignmentから距骨下関節外返し可動性低下を評価した場合は、

足関節背屈可動性も制限されている可能性があることに留意しましょう

距腿・距骨下関節の評価方法③

最後は距骨後方・前方滑りを評価します

距骨の後方滑りは、荷重位・非荷重位ともに徒手療法での足関節背屈可動域制限の改善に効果を示す、と言われています

距骨の後方・前方滑りは距腿・距骨下関節を評価するうえで、忘れてはならない評価項目です

以下の動画はanterior Drower testですが、かなりわかりやすいです

距骨後方滑りは、単純にこれの逆をやればいいだけです

手の持ち方とかは少し変わりますけど

 

【2019年保存版】足関節・足部-部位別評価方法・距腿・距骨下関節について、おしまい

今回は足関節・足部-部位別評価方法・距腿・距骨下関節についてをお伝えしました

こんなあなたにおすすめ

足関節・足部に自信がない

近いうち足関節・足部疾患を担当する

いま担当している足関節・足部症例の理解を深めたい

そんな方への知識還元になればと思います

もし何かあれば、問い合わせやTwitter DMからお気軽にご質問をどうぞ

足関節・足部の脂肪体についてはこちらから

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【2019年保存版】足関節・足部-部位別評価方法・距腿・距骨下関節に使用した参考文献

Efficacy of Mobilization with Movement for Patients with Limited Dorsiflexion after Ankle Sprain: A Crossover Trial

Initial changes in posterior talar glide and dorsiflexion of the ankle after mobilization with movement in individuals with recurrent ankle sprain.

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