前回は足関節捻挫の評価方法についてお伝えしました
今回は足関節捻挫に関係する靭帯を復習していきたいと思います
足関節の靭帯がいまいちよくわからない
足関節の靭帯を復習したい
足関節捻挫に関係する靭帯をおさらいしたい
目次
足関節の靭帯について
まずは足関節の靭帯についておさらいしていきましょう

手書きで見にくいと思いますが、プロメテウスを参考にしています
- 前・後距腓靭帯
- 三角靭帯
- 脛腓靭帯結合
- 踵腓靭帯
あたりです
この部位はしっかりと把握しておきましょう
足関節の靭帯-前距腓靭帯-
前距腓靭帯は線維数の違いによりtype1-4に分けられると報告されています
Morphological features of the anterior talofibular ligament by the number of fiber bundles
- 1つの線維束を有するタイプ1(33%)
- 2種の線維束が不完全に分離したタイプ2-a(17%)
- 2つの線維束が完全に分離したタイプ2-b(40%)
- 3つの線維束を有するタイプ3(10%)
(上記論文より)
前距腓靭帯は腓骨前端と外側の関節軟骨に起始し、距骨の外側に停止します
足関節底屈位にて前距腓靭帯は外側を支持するように機能します
足関節の靭帯-三角靭帯-
三角靭帯は4種類の部位にわけられます
- 前脛距部
- 脛舟部
- 脛踵部
- 後脛距部
脛舟部,脛踵部は浅層、
脛距部は深層に分けられています
足関節底屈運動が大きくなるにつれて、前方部分の靭帯が、
足関節背屈運動が大きくなるにつれて、後方部分が緊張していきます
(足関節のバイオメカニクスより引用)
足関節の靭帯-脛腓靭帯結合-
脛腓靭帯結合は、
- 後脛腓靭帯
- 前脛腓靭帯
の2つにわけられます
さらに、遠位脛腓靭帯結合は
- 前下脛腓靭帯
- 骨間靭帯
- 後下脛腓靭帯
の3種類にわけられています
前下脛腓靭帯は脛骨前外側結節より外果前面に向かい外下方へ斜走
骨間靭帯は複数の靭帯線維が集合しており、線維間には脂肪組織・微笑血管がみられると報告されています
さらに、腓骨側が低く、脛骨側が高位に付着
後下脛腓靭帯は浅層は脛骨後外側結節から外果後面に向かい外下方に走行していた
遠位脛腓靭帯の受傷機転は足関節内反捻挫とは異なります
- 荷重位での足関節外旋
- 後足部が内側への外力を受けたことで足関節外旋
どちらかの受傷機転で損傷することが多いです
足関節の靭帯-踵腓靭帯-
踵腓靭帯は前距腓靭帯付着部下方の腓骨前端から起始し、
踵骨外側および腓骨結節に停止しています
踵腓靭帯は足関節背屈位にて外側を支持するように機能します
足関節捻挫と足関節の靭帯の関係
足関節捻挫の場合、損傷する靭帯は以下の通りです
grade 1:前距腓靭帯と踵腓靭帯の伸張
grade 2:前距腓靭帯部分断裂・踵腓靭帯伸張
grade 3:前距腓靭帯・踵腓靭帯断裂、後距腓靭帯・脛腓靭帯部分断裂
gradeが進むほど損傷度合いが大きく、
足関節の不安定性も増大していきます
足関節捻挫に伴う靭帯損傷治癒期間は6週から12週かかると報告されています
また、同期間~それ以上の期間で足関節の不安定性が認められていた、としています
(Ankle Ligament Healing After an Acute Ankle Sprain: An Evidence-Based Approach)
足関節捻挫と関係する靭帯について、おしまい
今回は足関節捻挫と関係する靭帯について、をお伝えしました
- 前・後距腓靭帯
- 三角靭帯
- 脛腓靭帯結合
- 踵腓靭帯
は大切な靭帯になると考えています
最低限理解しておけるといいかな、と思います
足関節の靭帯がいまいちよくわからない
足関節の靭帯を復習したい
足関節捻挫に関係する靭帯をおさらいしたい
そんな方への知識還元になればと思います
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足関節捻挫と関係する靭帯についての参考文献
Morphological features of the anterior talofibular ligament by the number of fiber bundles
Ankle Ligament Healing After an Acute Ankle Sprain: An Evidence-Based Approach



















