理学療法

運動学習とは?脳解剖から説明できますか?PTなら知っておきたい基礎

どうも皆様こんにちわ
わらぴぃ(@ptblogpt)です!

運動学習とはなんでしょうか?

 

さらっと答えることが出来なかったあなた、進みましょう。

答えれたあなた、ブラウザの戻るボタンを押しましょう。(笑)

今回は運動学習の基礎を学んでいきたいと思います!

【2019年保存版】運動学習の基礎をわかりやすくおさらいどうも皆様こんにちわ わらぴぃ(@ptblogpt)です! セラピストであれば、一度は運動学習という言葉を聞いたことあると思います...

こんなあなたにおすすめ

運動学習に興味がある

仕事がセラピスト

運動学習がいまいちわからない

運動学習とは?

さて、運動学習ですが、

Schmidtにより、定義されています。

巧みな課題遂行の能力を比較的永続する変化に導くような実践あるいは経験に関連する一連の過程である。

 

つまり、小さい頃に使えなかったお箸を死ぬまで使えるようになるための過程だとか、

ブラインドタッチができるようになるまでの過程、だとかです。

現在行うことが出来ないものを練習や本番を経験して、生涯できるようになるための学習です。

さらに、

  • 学習は熟練した行動能力を得る過程
  • 学習は経験や練習の成果
  • 学習は直接的に測定できない。その代わり行動に基づいて推量される
  • 学習は行動において比較的永続した変化を生み出す

すなわち、短期間の変化が学習であるとは考えられない

と概念付けをしています。

運動学習-閉ループ理論とスキーマ理論

さらにSchmidtはスキーマ理論を提唱しました。

Schmidtが提唱する以前はフィードバック機構による修正に依存した閉ループ理論が一般的でした。

しかし、これでは真新しい運動が出来ないではないか。ということになります。

 

フィードバック機構ですが、

追随運動をイメージしてみてください。

一本の線の上をマウスを寸分の狂いもなく追随していく運動です。

このとき、追随運動初期は線上から上下にずれると思います。

このずれを知覚して、ずれを修正していく、

これがフィードバック機構です。

しかし、一つ問題があります。

それは、ずれを知覚する猶予がない場合、です。

ずれを知覚することが出来ないとフィードバック機構が使えません。

運動学習とスキーマ理論

そこで、

過去の経験によって形成された運動パターンである一般化運動プログラム(GMP)が運動のタイミングや強度を制御する開ループ制御機構を想定したスキーマ理論を提唱しました。

 

スキーマとは、ある事象を行う際に必要なパラメータとそれを関係づける1組のルールです。

よく、枠組みとか言われてます。

ボールをイメージしてください

と言われたときに、

サッカーボール、野球ボール、ラグビーボールなど、

ヒトそれぞれイメージするボールは異なるかと思います。

この”ボール”がスキーマ(知覚に関する概念)です

 

また、“ボールを投げる”といった行為を行うとき、

過去に何かしらのボールを投げることが経験していれば、その時と異なるボールでも投げることができます

これを一般化運動プログラム(GMP)といいます。

基礎ができていれば、応用ができる

そんなイメージです

 

以上が、スキーマ理論です。

スキーマ理論を説明するだけでも長くなってしまいました。

脳解剖はまた次回に書きたいと思います。

運動学習の参考・引用文献

 

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