TMSやrTMSといった磁気刺激装置をご存知でしょうか?
よく脳卒中のかたを対象とした論文などで出てくることがあります
TMSやrTMSは経頭蓋磁気刺激といい、rは反復を意味しています
この磁気刺激装置、なにがわかるのでしょうか?
また、磁気刺激装置とはなんなのでしょうか?
基礎から学びなおしていきたいと思います
経頭蓋磁気刺激の名前しか知らない
磁気刺激に興味がある
目次
磁気刺激装置の歴史をざっくりと
磁気刺激装置の原理自体は1831年にまでさかのぼります
Michael Faradayによって発見されました
磁気刺激は、コイルに流す電流が変化するとき、もう一方のコイルに起電力が生じるというものです
1985年にBarkerらが人の脳を経頭蓋的に磁気刺激することに成功
1987年に日本で初めて患者の病態検索にTMSが使用されました
そもそも磁気刺激ってなに?
磁気刺激の特徴は、痛みなく大脳を刺激することが可能で、神経系を直接刺激することができます
昔は、電気刺激により脳を刺激することは可能でしたが、疼痛が生じてしまうため、臨床応用は困難でした
しかし、磁気刺激は疼痛を誘発しないため、臨床応用も可能となりました
磁気刺激装置で有名なTMSは、磁気刺激を行うことで、渦電流を生じさせ、大脳介在ニューロンが主として興奮、それに接続する皮質脊髄ニューロンを興奮させ、最終的に筋発射が起こる、というものになっています
磁気刺激に使用するコイルの種類について
磁気刺激は大脳の局所を刺激することで、その支配領域の筋収縮を生じさせます
そのため、磁気刺激は局所的に当てなくてはなりません
磁気刺激の局所性は磁気コイルの形や大きさ、配置などによって決定されます
そのため、1種類のコイルでは刺激できる部位が限局されてしまいます
なので磁気刺激に用いるコイルには、
- 円形コイル
- 8字コイル
- ダブルコーンコイル
があります
磁気刺激をしたい部位に合わせてコイルを変えていきます
磁気刺激による運動野の同定
磁気刺激を用いた運動野の同定は、Penfieldの研究を再現することからはじまった、
と言われています
Penfieldは有名な図を残していますが、これと同様のことを経頭蓋的に行い、
運動野の同定をしていきます
経頭蓋上から運動野がどの位置にあるかは報告されており、
そこから対象とする筋活動が生じる部位を見つけていくことで運動野の同定を行います
実際の動画がyoutubeにupされていたので、参考にしてください
今回はここまで~
しばらくは経頭蓋磁気刺激シリーズで行こうかと思います!
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