前回の記事でアキレス腱断裂の評価方法について解説をしました
その時にトンプソンテスト・シモンズテストを紹介しましたが、
何がどのように違うのでしょうか?
臨床ではどちらを評価方法として採用するべきなのでしょうか?
今回はそんなことを解説していきたいと思います
トンプソンテストとシモンズテストの違いを知りたい
アキレス腱断裂の評価方法を知りたい
目次
トンプソンテストとは
トンプソンテストは腹臥位膝90°屈曲位で下腿部の把持でした

多くの養成校で習うアキレス腱断裂の評価方法はトンプソンテストかと思います
トンプソンテストと同じようなテストにシモンズテストというのがあるのがご存知でしょうか?
この後解説をしていきます
トンプソンテストの感度と特異度
整形外科テストでは感度と特異度について考慮しろよ
って何かで見ました
トンプソンテストの感度は0.96
感度は0.93です
アキレス腱断裂を示唆するテストで最も感度・特異度が高い整形外科テストといわれています
シモンズテストとは
シモンズテストを初めて聞く人もいるかもしれませんが、
シモンズテストもアキレス腱断裂の検査方法になります
膝立て位で下腿部を把持して底屈するかどうかで検査します

腹臥位か膝立て位がトンプソンテストとシモンズテストの違いですね
シモンズテストの感度と特異度
シモンズテストの感度・特異度は探しきれなかったので、
また見つけられた時に追記します
レビューのリンクを貼っておきますので、参考にしてください
DIAGNOSTIC ACCURACY OF PHYSICAL EXAMINATION TESTS OF THE ANKLE/FOOT COMPLEX: A SYSTEMATIC REVIEW
Matlesテスト
最後はMatlesテストです
これは、腹臥位で足関節をベットの端から出し足関節を底屈位のまま自動運動で膝を90°まで屈曲させます
正常であれば、底屈位を保持できますが、中間位から背屈位に落ち込んだら陽性となります。
この方法はClinical tests in sports medicine:more on Achilles tendonに記載されています
Matlesテストの感度と特異度
Matlesテストの感度は0.88、
特異度は0.85
と報告されています
アキレス腱断裂で用いる検査方法は?
上記3種類のテスト、どれも簡便に行えるテストですが、
感度・特異度ともに優れているトンプソンテストを用いるのがいいと思っています
さらにトンプソンテスト、安静時の下腿三頭筋の筋緊張、触知可能な陥凹、
この三種類を認めた場合、感度100%に向上する
と報告されています
- トンプソンテスト
- 下腿三頭筋の筋緊張
- 陥凹の触察
臨床ではこの3つを用いるのがbestかと思います
そもそも、アキレス腱断裂は初診で2割が見落とされる、とも報告されているので、
ある程度理学療法士も鑑別できる必要があると思っています
MRI is Unnecessary for Diagnosing Acute Achilles Tendon Ruptures: Clinical Diagnostic Criteria
トンプソンテストとシモンズテストの違い【アキレス腱断裂に詳しくなれる】について、おしまい
今回はトンプソンテストとシモンズテストの違い【アキレス腱断裂に詳しくなれる】について少し書いてみました
トンプソンテストとシモンズテストの違いを知りたい
アキレス腱断裂の評価方法を知りたい
こんな方の参考になれば幸いです
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