大学院

理学療法士が大学院進学するメリットは?

どうも皆様こんにちわ

理学療法士として働いている傍ら、

「スキルアップをしたい…」

「もう少し学んでみたい…

そんな風に思い、大学院に通いたいと思っているスタッフが当院にもちらほらいます

おそらくこれを読んでいるあなたも理学療法士として働きながら、

スキルアップのために大学院に通いたいと考えているのではないでしょうか?

そこで今回は「理学療法士が大学院進学するメリット」について解説していきたいと思います

何かの参考になれば幸いです。

こんなあなたにおすすめ

理学療法士で大学院に行きたい

大学院に行くメリットがあるのか知りたい

お金がないから大学院にいけない

理学療法士が大学院

理学療法士で大学院進学する方も増えてきましたね

大学院には修士と博士があります。

ご存知の方が多いかと思います。

修士過程は博士前期課程

博士課程は博士後期課程

と呼ぶ学校もあるようです。

修士課程

修士と博士の違いはなんでしょう。

修士課程では、

広い視野に立って精深な学識を授け、専攻分野における研究能力又はこれに加えて高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培うこと」を目的している。

wikipediaより


博士課程

「専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うこと」を目的としている。

wikipediaより


大学院に進学した目的

私が修士課程に進学した目的は、研究能力を身につけようと思っていたからです。

これまでに多くの先人が、理学療法の基礎を築き上げてきています。

私は、それを科学的に証明できるようにしたいと考えています。

決して、現状が非科学的であるとは思っていません。

エビデンスを基に臨床推論していくことも大切ですし、

場合によっては、セラピストの経験則から臨床推論を行っていくことも必要だと思っています。

ただ、先輩に聞いたときに、

「これは経験しないとわからないからね〜」とか

「まだ経験年数若いからね〜」

とかって言われるのは、違うんじゃないかなと思っています。

経験則であっても構わないので、なぜそう感じたのかを説明できるようにする義務があると私は思っています。

なので、そういった”経験則”と呼ばれるものを、

科学的に証明できれば楽しいんじゃないかなと考えています。

理学療法士が大学院に進学するメリット

「理学療法士が大学院進学するメリットあるの?」

「別に修士or博士号持ってても給料上がらないでしょ?」

そんな声が聞こえてきそうですが、理学療法士が大学院に進学するメリットは

あると、僕は考えています

論文検索・読解能力が身に付く

まず、一つ目の大学院進学のメリットですが、

論文検索・読解能力が身につきます

自分の研究テーマである分野の論文を探し、読み込む、

という作業がかなりの量あります

研究計画を立てるには、

論文検索で始まり、論文検索で終わる

とも言われています

そのため、否が応でも論文検索・読解能力は身についていきます

研究計画を立てるまでの最低限のステップも参考にしてください

人脈が拡がる

二つ目の大学院進学のメリットですが、人脈が確実に拡がります

理学療法士だけでも拡がりますし、

僕はその他の分野の人脈も拡がりました

同じ志を持った仲間たちがいるから、2年間の修士課程が頑張れる、とも言えます

そういった仲間たちとの人脈がどんどん拡がっていきますし、教員たちとの拡がり

もあります

僕は教員というよりも先輩PTとして捉えるので、卒後も面倒をみていただくつもりですw

学会発表・論文執筆が可能

3つ目の大学院進学のメリットですが、学会発表をさせられる・論文書かされる、です

これをやりたくない人はおそらく大学院進学していないと思います

僕の研究室では、学会発表は義務になってますし、

当然、修士論文も書くので論文執筆する必要があります

大学院に通っている理学療法士だからこそ、できることだと思います

論理的思考・アカデミックライティングを学べる

4つ目の大学院進学のメリットは、論理的思考・アカデミックライティングを学べる、という点です

学会発表や論文執筆をするにあたり、絶対に必要な能力になります

学会発表・論文執筆をしていけば、ある程度の能力はついてきますし、

臨床においても論理的思考は必要になってくるため、その場かぎりの能力になりません

また、論理的思考・アカデミックライティングを学ぶには以下の書籍がおすすめです

研究法を体系的に学べる

5つ目の大学院進学のメリットですが、研究法を体系的に学ぶことができる、ということです

これも当然といえば当然かもしれません

ただ、大学院進学していない理学療法士は学ぶ機会がありません

なので、大学院進学している理学療法士のメリットだと考えられます

基本的に大学院は研究を行う場所なので、授業でしっかりと研究法を学ぶことができます

ただ僕は授業だけでは足りなかったので、以下の書籍も参考にしました

研究を始めるにあたり、持っていて損しない書籍

スケジュール管理がうまくなる

最後の大学院進学のメリットですが、スケジュール管理がうまくなります

修士課程は2年間という短い期間です

修論提出がいつかを把握し、そこまでにどういったスケジュールで研究を進めていくのか?

ということを逆算しなくてはいけません

また、被験者の関係など思うようにいかないことも多々あります

先を見通す力、スケジュールを把握する能力、というものがいやでも必要になります

理学療法士が大学院入学までにするべきこと

今回は「理学療法士が大学院進学するメリット」について解説をしました

入試に関しては別記事で書いてますので、ご参照ください。

理学療法士が大学院入試で聞かれたこと

理学療法士が大学院に入学するまでに何をしておくべきなのでしょうか?

入試前から入試後、入学前までに私がやっていることと言えば、

興味のある分野・研究分野の論文を読み漁っている。

これに尽きます。

なにせ、研究計画書を完成させないといけませんから。

入学前にしっかり出来上がっている方が稀らしいですが、

入学前にできることはやっておきたい主義なのです。

おしまい

なんのために大学院に行くか明確になりましたか?

私は、

研究能力を学ぶ

大学教員になるため

です。

大学院に通うといっても、

職場の理解や、金銭面の配慮などが必要になってきます。

決して安い授業料ではないと思います。

“なんとなく”入学するのもありかとは思いますが、

強い志を持って入学するのが理想だと私は考えています。

偉そうに書いてますが、ようやくスタートラインに立てた身です。

これから進学する方、進学しようと思っている皆様、

よろしくお願いします!!

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